1963年,岡山県生まれ 京都大学理学部卒業 京都大学大学院理学研究科動物学教室博士後期課程中途退学 大阪医科大学解剖学教室助手 京都大学大学院理学研究科動物学教室自然人類学研究室助手、准教授を経て同教授 京大理博(1993) 専門:古人類学,霊長類の機能形態学,ロコモーション |
ヒトと現生類人猿の系統がどのように分かれ、進化してきたかを化石と現生種の比較解剖学から研究している。古人類学的研究では、後期中新世(約1000万年前)のナカリ(ケニア共和国)で発掘調査を行い、大型類人猿ナカリピテクスなどを発見した。ナチョラ、サンブル丘陵など、ケニア国内の他の中新世化石産地での調査経験もある。現生種を対象とした研究では、さまざまな運動様式に適応したオナガザル(旧世界ザル)について骨格形態の種間比較(エコモルフォロジー)、二足姿勢・運動と骨格形態・生理機能との関係を明らかにするための猿まわし研究などを行っている。