イラク・ハムリン遺跡群出土頭蓋骨の3次元数理形態学的分析
荻原直道(京都大学・大学院理学研究科)



京都大学自然人類学研究室には、国士舘大学イラク古代文化研究所が行ったイラク・ハムリン遺跡群調査により収集された古人骨資料が保管されている。我々はメソポタミア流域住民の身体形質の時代的・地理的変遷を明らかにするために、本コレクションの頭蓋骨をCT装置により3次元デジタル化し、その形態変異を詳細に明らかにする試みを開始した。本講演では、数十個体の頭蓋骨の形態変異を、解剖学的特徴点に基づく3次元数理形態学的手法により分析した結果について報告する。





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