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1982年,和歌山県生まれ |
私はヒト・類人猿における骨形態の進化、現在は特に二足歩行と大脳化を中心テーマとしています。手法としては、CT(コンピュータ断層)等の3次元データを活用して研究しています。形態を詳細に分析する形態地図法などプログラミングによる新規手法の開発にも取り組み、積極的に応用しています。
また、進化の直接的な証拠を求め、化石の発掘調査も行っています。現在はおもに、人類のアフリカからの拡散をテーマに、トルコ共和国で我々ホモ属の新規化石発見を目指して発掘調査しています。
これらの手法を組み合わせ、進化的適応、マクロ形態の発生、そして生体内でのリモデリングといった種々の要因を多角的に検証することで、人類の進化を骨の形から読み解こうとしています。